産前産後ママの強い味方『産後ドゥーラ』とは?料金・助成金・利用方法・サポート内容などを詳しく解説!

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産後ドゥーラ、あまり聞きなれないこの言葉、その内容について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか??

『産後ドゥーラ』は、産前産後のママを心身ともにサポートしてくれる心強い存在です!

ここでは、産後ドゥーラのサービス内容から利用料金の目安、産後ヘルパーやベビーシッターとの違い、サービスの利用方法まで詳しく解説します。産前産後ママはぜひ参考にしてくださいね♪

目次

産後ドゥーラとは?

産後ドゥーラとは、産前産後のママに寄り添い、家事や育児をサポートしてくれるスペシャリストです!

産後ドゥーラになれるのは、一般社団法人ドゥーラ協会が主催する「産後ドゥーラ」の資格試験を合格し、認定を受けた人だけ。つまり産後ドゥーラは、産前産後ケアの専門的な知識や技術を習得した、いわばプロのママサポーターなんです。

慣れない子育てに不安があるママにとって、とても力強い存在ですよね!

ドゥーラ協会とは?
日本ではまだあまり知られていない「産後ドゥーラ」ですが、アメリカやヨーロッパをはじめ海外では助産師さんに近い職業として認知されていて、数多くのドゥーラが活躍しています!
日本では、2012年に助産師さんらが発起人となり、出産前後の女性支援の専門家の養成を目的に「ドゥーラ協会」が発足。それ以降、自治体との連携なども進み、産前産後ママの支援サービスとして多くのママに利用されるようになってきました。

産後ドゥーラはどんなことをしてくれるの?

産後ドゥーラは、家事や育児を中心とした「訪問支援サービス」です。

産前産後ママの自宅に来て、食事作りや掃除、洗濯、ベビーのお世話など幅広いサポートをしてくれます。

期間は、妊娠中から産後1年半が目安

サポート内容は、産後ドゥーラと相談をした上で決めることができます。

主な産前サポート(妊娠中)

産後ドゥーラは、その名称から「産後」のお世話だけと思われがちですが、産前期のママもしっかりサポートしてくれます♪

  • 産前プランニング
    産後プランニングとは、ドゥーラサポートを中心とした産後のライフプラン計画のこと。お産の前に余裕を持ってドゥーラと一緒に産後プランニングをしておくと、出産後にベビーとの生活をスムーズにスタートできます。
  • 家事代行・サポート
    掃除や食事作りなど家事全般を代行・サポート。つわりや体調がすぐれない時に大きな助けになります。
  • 育児代行・サポート
    兄姉がいる場合は上の子の育児、保育園や幼稚園の送迎などを代行・サポートしてくれます。
  • 出産や育児の相談
    ドゥーラは出産・育児経験のある人がほとんどなので、専門家としてのアドバイスはもちろん、先輩ママとしても強い味方になってくれます。
  • その他
    退院時の付き添いなどもお願いできます。

主な産後サポート

産後は特に心身ともに不安定になりがちですが、産後ドゥーラはそんな不安的な時期に適したコミュニケーション方法を学んでいるので、ちょうど良い距離感でうまくママをサポートしてくれます。

  • ベビーのお世話
    おむつ替えや沐浴などベビーのお世話をサポートしてくれます。
  • 産後ママのケア
    乳房ケアやマッサージなど体のケアをしてくれたり、悩み事や相談など話し相手になってくれたりします。
  • 育児の指導
    沐浴や授乳の仕方など育児全般に関してアドバイスをくれます。ドゥーラは専門知識や技術を備えたプロなので安心です。
  • 家事代行・サポート
    部屋の掃除、食事作り、日常の買い物など、家事全般を代行・サポートしてくれます。
  • 育児代行・サポート
    兄姉がいる場合は上の子の育児、保育園や幼稚園の送迎などを代行・サポートしてくれます。
  • 緊急時のサポート
    何かトラブルが起きた際、医療的な処置はできませんが、必要に応じて病院や行政機関など専門家との窓口やパイプ役になってくれます。
  • その他
    パパへの育児指導、妊婦健診の付き添い、仕事復帰に向けた保活支援など、あらゆる場面でサポートしてくれます。

産後ヘルパー・ベビーシッターとの違いは?

産後ヘルパーやベビーシッターも、産後ママをサポートしてくれる心強い存在ですが、そのサービス内容はすこし異なります。

『産後ヘルパー』と産後ドゥーラの大きな違いは、産後ヘルパーは育児に関してはあくまでママのサポート役というところです。

ママの代わりに産後ヘルパー1人で子どものお世話をすることはできません(産後ドゥーラは可能です)。

産後ヘルパーによる育児サポートは、必ずママと子どもが一緒にいる場所で行われます。沐浴なども基本的にはママが行い、ヘルパーはそのお手伝いをする形になります。また上の子の送迎なども、ヘルパー1人ではすることができないため、必ずママの同伴が必要になります。

『ベビーシッター』はその名の通り、ベビーの世話をしてくれる人です。

料理や掃除などの家事サポートは、基本的にサービス外になります。なので、産後ドゥーラのように家事と育児のサポートをまとめてお願いすることはできません

産後ドゥーラの料金はいくら? 助成はある?

産後ドゥーラの料金は、ドゥーラによって異なります。

産後ドゥーラ 料金の目安

  • 産後プランニング:1000〜3000円 / 1回
  • ドゥーラサポート:2500〜3500円 / 1時間

都市部はやや高めの傾向で、さらに看護師や保健師といった特別な資格を持っているドゥーラだと、4000円を超える場合もあります。

助成金が出る自治体も増加

東京や神奈川などの都市圏を中心に、子育て支援の一環として産後ドゥーラの利用に助成を行う自治体が増えています

例:東京都品川区の場合

対象者

  • 出産した人で、生後1歳未満の乳児を育児中の人
  • 品川区に住民票のある人
  • 品川区と提携している事業者から支援サービスを受け、利用料をお支払いした人

助成内容

  • プランニング:1回限り1,000円
  • 支援サービス:利用時間1時間につき2,700円

上限時間数

  • 第1子の場合:60時間まで
  • 第2子以降で出生時にすぐ上の兄姉が3歳未満:180時間まで

産後ドゥーラの利用料金は大体3000円/時間。品川区ではそのうち2700円/時間が補助されるので、実質300円/時間ほどで産後ドゥーラを利用できるということになりますね。

産後ドゥーラ利用の助成がある自治体

現在では、全国9都道府県・29の自治体(下記表参照)で産前産後サポートに対する助成を実施しています(2022年9月時点)。

助成の対象者、助成内容等は自治体によって異なります。自分が住んでいる(住民票のある)自治体のウェブサイトをチェックしてみてくださいね!

宮城仙台市
東京23区品川区港区新宿区中野区北区杉並区江東区文京区世田谷区目黒区大田区葛飾区
東京その他八王子市調布市府中市日野市
神奈川横浜市川崎市足柄下郡箱根町
千葉千葉市市川市流山市
栃木栃木市
茨城かすみがうら市
静岡菊川市三島市
奈良磯城郡田原本町
島根出雲市

産後ドゥーラはどうやったら利用できるの? 申し込み方法は?

産後ドゥーラを利用するには、主に3つの方法があります。

① 産後ドゥーラ協会のHPから申し込む

産後ドゥーラの運営団体である産後ドゥーラ協会のHPから申し込むことができます

「産後ドゥーラを探す」をクリック♪

居住エリア、産後ドゥーラの得意分野(保育系、調理系、清掃系)、身体ケア資格(アロマセラピスト、整体など)、その他の条件(17時以降可、医療資格あり、多胎児対応可など)を指定して検索すると、あなたにぴったりの産後ドゥーラがピックアップされます。その中から希望するドゥーラを選んで、申し込みを行います。

*自治体の助成を利用する場合

産後ドゥーラ協会のHPには、自治体が指定した産後ドゥーラを検索する機能があります。自治体の助成を利用する人は、必ずこの機能を使って自治体指定の産後ドゥーラの中から選びましょう

② キッズラインから申し込む

キッズラインは、ベビーシッター・家事代行の検索マッチングサイトです。こちらからも産後ドゥーラを申し込むことができます。

トップ画面「条件から探す」→「ご利用目的から探す」→「産前産後ケア」をクリック

③ 自治体指定の産後ドゥーラに直接申し込む

助成を行なっている自治体の中には、自治体のHPに自治体指定の事業者リストが掲載されている場合があります。

その場合は、その事業者リストの中から希望するドゥーラを選んで、直接申し込むこともできます。

産後ドゥーラをうまく利用して産後ライフを快適に!

いかがでしたか??

初めての出産育児で不安だったり、周囲にサポートを頼める人がいなかったり、そんなママはぜひ産後ドゥーラの利用を検討してみてください。

産後ドゥーラのサービスをうまく活用しながら、産前産後ライフを快適に過ごしてくださいね


*Written by mamafun ママライフをもっと楽しもう!

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