子育て支援センター、これから出産を控えるプレママさんや子育て中のママさんならば、どこかで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか??
ここでは、子育て家庭の強い味方「子育て支援センター」について、具体的なサービス内容から利用できる対象者、利用方法、利用上の注意点まで詳しく解説します。ぜひ参考にしてくださいね♪
子育て支援センターとは?どんなところなの?
子育て支援センターとは、乳幼児やその親たちがお互いに交流したり情報交換したりできる場所です(各市町村が運営)。
親子でゆっくり過ごしたり、親同士で子育て情報の交換をしたり、子どもたちを遊ばせたり、思い思いに過ごすことができます。
また、専門家による子育て相談や情報の提供なども行われています。
たとえば、おすすめの小児科、乳児でも楽しめる遊び場など、地域の耳寄りな子育て情報を教えてもらえたり、育児や経済面などで悩みを抱えている人にはセンターのスタッフが相談に乗ってくれたりアドバイスをくれたりします。
子育て中のママにはとてもありがたい施設ですよね♪
子育て支援センターは市町村が運営しているので、 近隣の施設を調べたいときは「子育て支援センター 住んでいる市町村名」でネット検索してみてくださいね♪
*自治体によっては「家庭あんしんセンター(品川区)」「子ども・子育て総合センター(世田谷区)」など異なる名称を使用していますが、施設の機能は子育て支援センターと基本的に同じです。
子育て支援センターは年々増加中!
地域の子育て支援センターをより拡充させるため、厚生労働省が中心となって『地域子育て支援拠点事業』を推進しています。事業予算も年々増加し(令和4年度:1800億円)、それにともない子育て支援センターの数も徐々に増えています(令和3年度:7856拠点)。
参照元:厚生労働省 地域子育て支援拠点事業とは(概要)[PDF形式:702KB]
親子あそびや子育て講座などイベントも充実♪
子育て支援センターでは、親子で楽しめるイベントや子育てに役立つ講座などを定期的に開催しています。
イベントの例:
- 親子あそび(工作・粘土あそび・ボールあそびなど)
- 絵本読み聞かせ
- ベビーヨガ・ベビーマッサージ
- ハロウィンやクリスマスなど季節行事
- トイレトレーニング
- 子どもの身体計測
- 歯磨き指導
- 離乳食の作り方 など
地域に知り合いがいない人、人見知りをしてしまう人などは、はじめはセンターに行くのがとても不安だと思いますが、こういったイベントに参加することで、他の親子と自然とスムーズに交流することができるでしょう。
また月齢・年齢制限のあるイベントは、同じ年頃の親子と交流できるチャンスです。ぜひ積極的に利用してみてくださいね♪
一時預かり保育を行なっているセンターも
子育て支援センターは基本的に親子で一緒に利用する施設ですが、一部のセンターでは子どもの『一時預かり保育』を行なっているところもあります。
普段から通っているセンターならば、安心して子どもを預けられますよね。また子ども自身もセンターの遊び場の雰囲気に慣れているので、スムーズに預けられるというメリットもあります。
子育て支援センターはこんな人におすすめ
子育て支援センターは、乳幼児を持つママパパさんぜひ利用してほしい施設ですが、特におすすめしたいのは以下のような人たちです♪
- 同年代の子を持つ親たちと交流したい人
- 子育てに関する情報がほしい人
- 地域と関わりを持ちたい人
- なんとなく孤独感がある人
- 子育てに不安感がある人
- 子どもをいろんな人と交流させたい人
- 子どもを安心できる場所で遊ばせたい人
幼い子どもとずっと家の中にいると、どうしても憂鬱な気分になったり、気持ちがふさぎ込んだりすることがあります。すこしの時間、外に出て、他の大人と話すだけでもリフレッシュになります。気軽に出かけてみてくださいね♪
子育て支援センターはいつから利用できる?対象年齢は?
子育て支援センターを利用できる子どもの年齢は施設によって異なりますが、だいたい0歳児から6歳(未就学児)までのところが多いようです。
行きたい子育て支援センターが見つかったら、センターのHPをチェックしたり、自治体に問い合わせたりして確認してみてくださいね。
子育て支援センターはどうやって利用するの?
利用するのに予約は必要?
予約不要のセンターが多いですが、最近では新型コロナの影響で施設の入館に人数制限を設けるところも増えてきました。
先着順のところもあれば、事前予約を推奨しているところもあります。混在時には入館を断られることもあるので、事前に確認してから訪れると安心です。
またイベントや講座などは完全予約制の場合が多いので注意しましょう。
入館する時に手続きはある?
センターによって異なりますが、はじめて利用する際に利用者カードを発行したり、入館時に入館カードに記帳したり、何かしらの簡単な手続きを設けているところが多いようです。
居住地以外の施設も利用できるの?
子育て支援センターは市町村管轄の施設なので、基本的にはそのエリア在住の親子が利用することを前提に運営されていますが、居住者でない人でも利用は可能です。
里帰り出産で実家近くのセンターを利用したり、お出かけ先で訪れたりする人もいるようです。
ただ人数制限のあるイベントや講座などの場合、参加者は市町村の居住者のみという制限があることも。在住エリア以外のセンターのイベントや講座に参加したい時は、問い合わせみてくださいね。
子育て支援センターの利用料金はいくら?
基本的に利用料金は一切かかりません。遊び場の利用、相談、アドバイスなどすべて無料です。
ただしイベントによっては参加料金が発生する場合もあるので、注意してくださいね。
子育て支援センターを利用するときの注意点
入館制限・年齢制限を事前に確認
新型コロナの影響で入館できる人数を制限していたり、完全予約制にしているセンターなどもあります。またセンターによっては、入館できるのは「0歳〜3歳児以下」などかなり厳しい年齢制限を設けているところもあります。せっかく行ったのに利用できなかった…なんてことにならないようセンターを訪れる前に必ず確認しておきましょう。
利用するのは体調万全の時だけ
子どもはどうしても距離が近いので、感染症などの病気をもらいがち。食欲がない、いつもよりぐずるなど、子どもの様子が少しでもおかしいときは、利用は控えた方が良いでしょう。
センターのルールは必ず守る
飲食や持ち物、スマホ利用、消毒・検温など、施設によって利用する際のルールが決められてます。みなが安全に気持ちよく施設を利用できるよう、決められたルールは必ず守りましょう。
自分の子どもから目を離さない
ママたちとのおしゃべりに夢中になっていたら子どもが大泣きしていた、子どもの姿が見当たらない、、、残念ながらセンターでは起きがちなトラブルです。周囲にたくさん大人がいるとつい気が緩んでしまいがちですが、自分の子どもからは決して目を離さないようにしましょう。
また仲良くなったからといって、他のママに自分の子どもの見守りをお願いするのも基本的にはNGです。もしトイレなどでどうしても席を外したい時は、施設のスタッフさんに見守りをお願いすると良いですよ。
子ども同士のトラブルに注意
幼い子どもが集まると、おもちゃの取り合いなどからどうしてもトラブルが起こりがち。子どもはそうやって刺激を受けながら成長していくものですが、ケガをするような事態になったら問題です。いざという時は未然に対応できるよう、子どもの様子は注意して見ておきましょう。
荷物の取り間違えや盗難に注意
多くの親子が訪れるセンターでは、靴や上着などの取り間違えが起こることもあります。また、あまり想像したくはないですが、盗難もないとは言えないようです。
トラブルを避けるためにも、荷物はすべてバッグにしまって自分のそばに置いておきましょう。ベビーカーにはロックをかけておくと安心です。
プレママ時期に見学に行くと安心
施設の広さはどうか?清潔感は?スタッフの雰囲気は?訪れている親子はどんな人たち?何ヶ月・何歳くらいの子が多い?など、実際に見学すればだいたいの様子はわかります。できればベビーが誕生する前に複数の施設を見学して、好みのセンターを絞っておくと、産後に足を運びやすくなりますよ。
子育て支援センターは全ての子育て家庭の味方!
子育て支援センターは、家庭の中でママ1人が子育てを抱え込むことのないよう、全ての子育て家庭を地域で支援するために生まれた施設です。
他のママと交流したい、地域の情報が欲しい、子育ての悩みを相談したい、育児のアドバイスが欲しい、、、利用目的は人それぞれです。まずは気軽に訪れてみてくださいね!
*Written by mamafun ママライフをもっと楽しもう!